06/12/10 14:16:07 0
「すでにレッドゾーン入っている」。地方債残高が500億円を超え厳しい財政状況にある奄美市が、その苦しい
懐事情を6つの「赤信号」としてホームページ(HP)に公開している。
「このまま放っておくと大変なことになる」と題された資料には、財源不足が14億7000万円に上る2006年度当
初予算などを詳細なデータに基づき分析している。
「赤信号」では、経常収支比率は05年度決算で99.5%と紹介し、今後も「確実に上昇する」と断言。貯金にあたる
基金も「このままでは07年度でなくなる」。
さらに、合併特例債を利用して積み立て、運用益で地域活性化事業を行う「まちづくり基金」18億5000万円も「全部
財源補てんに使われるおそれがある」と警告し、3年後に同市で観測させる皆既日食を引き合いに出して「皆既日食
は(財政も)本当に真っ暗」と危機感を募らせている。
期待される合併効果も、「合併してよかったというイメージを与えるには、投資的経費、扶助費の予算措置が一番効果
がある」として、「事業費の拡大につながり、起債増、公債費増への悪循環をきたす」と指摘。人件費に影響する職員数
は10年後も目指す水準に達せず、目前の財源不足を考えると「自然減を待つ余裕はない」と締めくくっている。
ソース
南日本新聞 URLリンク(373news.com)