06/12/08 11:01:35 0
「愛国心や偏差値で、人間を測っていいですか?」「人間を壊していいんですか?」。
雨の集会で、元小学校校長の声が響いた。戦後教育の柱となってきた教育基本法の
改正案が国会審議で重大局面を迎える中、県内の小中高の元校長たちが「改悪反対」
の声を上げている。その数は7日までに340人に達した。思想、信条を超えて多数の
元管理職たちが反対の声を上げる本県は、全国でも極めて異例だ。
「この闘いは国会外の多くの声にかかっている。どんどん反対のネットワークを広げよう」
7日昼。高知市役所前の改正反対集会には、約100人が集まった。傘からぽたぽた
落ちるしずくにぬれながら、マイクを握るのは平成元年から吾川郡春野町の東、西
小校長を歴任した山本忠智さん(74)=同市丸ノ内1丁目=だ。
「愛国心だとか偏差値だとかで、人を測っていいんですか? 金子みすゞは『みんな
ちがって、みんないい』と言った。人間一人一人の個人の価値を尊ぶのが教育基本法
です。改正法案を葬り去る日までがんばろう」
張り上げた大声に、拍手がわいた。
(>>2以降に続く)
ソース:高知新聞
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