06/12/04 06:44:04 0
★日豪EPA道試算が波紋 生乳価格、道産の1/3 農家ら「競争できぬ」
1兆3716億円-。日本とオーストラリアが経済連携協定(EPA)を締結し、
両国間の関税が完全撤廃されると、肉牛、小麦、乳製品、砂糖の主要四品目関連だけで
巨額の生産額減少を招くとした道の試算が波紋を呼んでいる。数字は大げさでないかとの
見方が一部にある一方で、EPAの影響は極めて深刻だとの受け止めも多く、
道内関係者に危機感は広がっている。
「関税がなくなったら、畜産、小麦、ビートで支えられている十勝の農業は壊滅する」。
十勝管内新得町農協の伊藤政光組合長はそう言い切った。酪農を営み、日豪の酪農事情に
詳しいだけに、「最悪のシナリオ」が頭から離れない。
オーストラリアの酪農は放牧中心で、低コストで大量飼育が可能。
1キロ当たりの生乳価格は20円台で、道産の約3分の1だ。また、道内の乳牛の肉牛としての
取引価格は、最高ランクで1頭(約500キロ)45万円だが、豪州産は同等で1頭15~20万円。
伊藤組合長は「豪州産とは(価格の上で)とても競争できない」と話した。
道は関連産業でも4000億円以上の生産額減少を見込んだ。
例えば小麦は、製粉された加工品が低価格で輸入されるため生産停止に追い込まれ、
製粉会社の生産額はゼロになると予想している。 (続く)
北海道新聞 URLリンク(www.hokkaido-np.co.jp)
▽過去ログ
【EPA】日豪経済連携協定は「拓銀破綻を上回る打撃」 関税撤廃で北海道内の生産額1兆円余減少へ 牛肉、乳製品、砂糖、小麦など
スレリンク(newsplus板)
記事の続きは>>2-5