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日本語学校理事長(当時59)を刺殺し、殺人罪に問われた中国人男性の元講師(38)の
裁判で、静岡地裁が統合失調症による心神喪失として言い渡した無罪が1日、確定した。
通常、心神喪失者医療観察法に基づき、病院での治療を求める審判を検察庁が申し立てるが、
静岡地検は審判を申し立てないことを決めた。元講師は中国へ強制送還される見通し。
被害者の遺族は同日、控訴を求める嘆願書を地検に提出、元講師の処遇を求めた。
1日、記者会見した被害者の遺族は地検に改めて控訴を求めるとともに、入院などの措置を
受けないまま、滞留期限切れで中国に強制送還される元講師について「野放しになってしまう」と
何らかの措置を訴えた。
「なぜ人を殺しても自由の身でいられるのでしょうか」。静岡市で05年6月、元講師に刺殺された
日本語学校理事長、石原康彦さん(当時59)の長女(31)は、ゆっくりと切り出した。
強制送還された外国人の入国拒否期間は5年。「再入国の可能性もある。私たち家族は不安と
闘いながら、生きていかねばならないんです」
11月29日、静岡地検に呼び出された。控訴しない方針を聞いた瞬間、「自由になるんでしょ。
ほんとですか」。口をついて出た。控訴期限の最終日となる1日、改めて控訴を求める嘆願書を
地検に提出した。集めた署名は900人分に上る。
刺殺された父は長年、日中友好に努めてきた。「それが何という皮肉」。そう言って目を潤ませた。
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