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★人種、障害差別で乗車拒否 仙台市に55万円賠償命令
・外国人で障害者であることを理由に、市営バスに乗車拒否されたとして、パキスタン
出身の男性(60)=仙台市太白区=が同市に165万円の損害賠償を求めた訴訟の
判決が30日、仙台地裁であった。
畑中芳子裁判官は「運転手が人種、身体障害を理由に差別的取り扱いをした」と認定。
法の下の平等を定めた憲法や人種差別撤廃条約などに違反したとして、市に55万円の賠
償を命じた。
判決などによると、男性は来日後に日本国籍を取得。左半身にまひがある。
男性は2001年10月、パキスタンから来た友人に会うため、仙台市内でバスにいったん乗車。「荷物を取りにいく」と運転手に告げ、バス停まで戻ろうとしたところ、運転手はバスを発車させ乗車を拒否した。
市側は「乗車拒否などの差別行為はない」と反論していた。
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