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★独ＶＷとダイムラー、米国のディーゼル車拡販で提携
【フランクフルト＝後藤未知夫】独自動車大手のダイムラークライスラーは29日、
フォルクスワーゲン（ＶＷ）と共同でディーゼル車向け排ガス抑制技術を開発すると
発表した。ダイムラーが自動車部品大手の独ボッシュと開発した窒素酸化物（ＮＯx）などを
削減する技術「ブルーテク」が核になる。今後、ＶＷが自社のノウハウを供与し、
ダイムラーの技術を改良する。
ダイムラーは排ガス抑制技術を乗用車や商用車で実用化している。
同社はクライスラーの四輪駆動車にも同技術を採用する。
ダイムラーはＶＷへの技術供与によって、巨大市場である米国でディーゼル車の
普及を両社が共同で進める狙いもある。
ガソリン価格の高騰で、米国ではトヨタ自動車などのハイブリッド技術が注目され、
ドイツのメーカーは後手に回った。民間調査によると、北米市場のディーゼル車の
シェアは今後10年で15％まで拡大するとみられ、ダイムラーなどは欧州で新車の
半数を占めるディーゼル車の環境対策が米国でも受け入れられると判断した。
日経新聞 URLﾘﾝｸ(www.nikkei.co.jp)