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10人に1人たばこで死亡 2015年のWHO予測
【ワシントン27日共同】2015年にはたばこが原因で死亡する人が10人に1人に達し、
30年には心筋梗塞と脳卒中、エイズが死因の上位3位を占めるなどとした
世界の死因の将来予測を世界保健機関(WHO)の研究者がまとめ、米医学誌に27日発表した。
WHO本部のコリン・マザーズ博士によると、WHOや世界銀行などの統計を基に、
戦争や交通事故なども含めた30年までの推計で、5歳未満の子どもの死者数が02年から半減する一方、
エイズによる死者が280万人から650万人と倍以上になるとした。
たばこが原因とみられる肺がんや慢性閉塞性肺疾患による死者は、
05年の540万人から15年には640万人、30年には830万人と増え続け、
15年段階ではエイズによる死者の1・5倍、世界全体の約10%になるという。
30年には心筋梗塞が13・4%と1位で、脳卒中(10・6%)、エイズ(8・9%)と続く。
02年と比べ1、2位は変わらないが、エイズは4位から浮上。
交通事故死も10位から8位へと深刻度を増す。
平均寿命はすべての地域で5歳以上延びるが、日本人女性が88・5歳で世界最高を維持する一方、
サハラ以南のアフリカ人男性は55歳に達しないなど、地域格差が大きいままだという。
北海道新聞 2006/11/28 10:55
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