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防衛庁の「省」昇格法案に反対する民主党の有志議員は27日、党所属全議員に「反対」
を呼び掛ける署名活動を始めた。(1)自衛隊の「本来業務」の範囲が不明確(2)麻生太郎
外相の核保有発言が国内外に不安を醸成している(3)防衛施設庁の官製談合の真相解明が
不十分―などを理由に「省昇格は現時点では慎重に考えるべきだ」と訴えている。
同党は法案について「条件付き賛成」の方向で党内調整を進めており、「反対」派が
採決時の造反覚悟で突き進むかどうかが注目される。呼び掛け人は平岡秀夫、近藤昭一
両氏ら党内左派の中堅・若手でつくる「リベラルの会」に属する衆参両院議員16人。
同日の党外務防衛部門会議では「次の内閣」の笹木竜三防衛担当が条件付き賛成案を
説明。前原誠司前代表は省昇格には賛成の意向を示したものの、自衛隊の海外活動を
本来業務に格上げする自衛隊法改正に関しては「イラク派遣を本来業務から除外する
条件に与党が応じないなら反対するのが筋だ」と述べた。
■ソース(日経新聞)
URLリンク(www.nikkei.co.jp)