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・ローカル私鉄、銚子電気鉄道。その“銚電”が今、存亡の危機を迎えている。懸命の努力も、
元最高幹部の横領でパーに。そこで全国区になった副業の“ぬれ煎餅”に、活路を見い
だそうと呼びかけているのだが、本格的な経営再建にはなお数万枚の煎餅を売らなければ
ならないという。
銚子電鉄はJR総武線銚子駅から外川駅まで続く6.4キロ。大正12年の開業から80年以上、
地元民の足として親しまれてきた。だが、年間乗客数は減少の一途。
企業努力を怠ってきたわけではない。NHK連ドラ「澪つくし」にちなんだ「澪つくし号」を
製作したり、平成6年には山田邦子さん、トミーズ雅さんらが車両デザインを手がけたりと
マスコミにも取り上げられた。再建に向けた努力も続けていたが、経営は好転しなかった。
追い打ちをかけたのが8月の前社長の横領。前社長は銚子電鉄名義で1億1000万円もの
借金を重ね、業務上横領で逮捕された。銚子電鉄はこの莫大な借金も背負う羽目になったのだ。
銚子電鉄公式HPでは≪電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです≫と必死のお願い。
さらに、銚子電鉄が副業としている「ぬれ煎餅」の購買を呼びかけたところ、「注文の電話が
鳴りっぱなし」(同)と凄まじい反響だという。
ぬれ煎餅は、同社と醤油の「ヤマサ」が業務提携し、特注タレで作っている。独特の食感とよく
染みこんだ醤油の風味が人気で、東京八重洲の名店街や千葉県内のキヨスクにも置かれて
いるが、「来年にはさらに2両の車検が必要となる。費用捻出のためには、あと約4000枚の
煎餅を売らなければならない」(同)とか。ちなみに1枚80円。
煎餅販売に一丸となり奔走する銚子電鉄社員たち…。だが別れ際に「あくまでも鉄道を
残すための煎餅。煎餅電車と言われるのは不本意」と“鉄道マン”の本音も見せた。
関東運輸局が24日、銚子電鉄に対し、10月の保安監査で枕木の腐食などがあったとして
安全確保に関する事業改善命令を出したことが分かった。ますます修理代がかさむこと必至だ。
(一部略)
URLリンク(www.zakzak.co.jp)
※元ニュースなどは>>2-10に。