06/11/27 10:57:30 0
★人間の盾「停戦合意確認できるまで続ける」 ガザ
・イスラエル軍とイスラム過激派との停戦が26日に成立したパレスチナ自治区のガザ。
しかし、イスラエル軍のミサイル攻撃から過激派活動家たちの住宅を守ろうとして
始まった「人間の盾」は続いている。女性や子供を含む「盾」参加者たちは、停戦が
本物だと納得するまでは立ち去らないという。
6月末に始まったイスラエル軍のガザ攻撃で、15~30分前に電話で警告して住民を
退去させ、家屋をミサイルで破壊するやり方が初めて採り入れられた。被害は70軒を
超すといわれる。
最初の「盾」は、ガザ北部のジャバリヤ難民キャンプにある過激派ハマスの活動家
アブジャララさん(33)の5階建て住宅で始まった。17日夜、部屋を借りている親類
から「イスラエル軍が破壊するからすぐ出ろと電話してきた」と知らされた。アブジャララ
さんは15年前も同軍に家を破壊され、親と路頭をさまよったことがあるという。
「同じ経験を繰り返したくない」と、家族や親類の計約40人の住人が居座った。ミサイル
攻撃はなかった。
翌18日夜、同難民キャンプの過激派「民衆抵抗委員会」の活動家バルードさん(29)が
家屋破壊の予告を受けた。バルードさんはイスラエル軍からの電話に向かって「私は
逃げない」と答え、2階建て住宅の屋上に上がった。数百人が支援に集まり、家が揺れた。
この話がメディアで一斉に広まり、「盾」が守る家は計5軒に増えた。バルードさんは26日、
朝日新聞の電話取材に「みんながまだ集まってくれる。もう破壊はないと安心できるまで
続ける」と語った。
国際人権団体「ヒューマンライツ・ウオッチ」は22日、「市民を危険にさらしてはならない」
との声明を発表した。バルードさんは「ガザの住民はみんな、親類や知人にイスラエル軍の
攻撃による犠牲者がいて、困った人々を助けたがっている」と反論している。
URLリンク(www.asahi.com)