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太田市の世良田郵便局強盗事件で、強盗容疑で逮捕、送検された元埼玉県
警巡査長、長利（おさり）高雄容疑者（44）＝伊勢崎市田部井町＝が、外国製
高級腕時計を購入するなど派手な生活をしていたことが、二十四日までの県
警捜査一課と太田署の調べで分かった。県警は長利容疑者が犯行をほのめ
かしている別の二件の郵便局強盗事件についても立件する方針を固め、同日
に長利容疑者の拘置延長（十日間）の手続きを行い、再逮捕を視野に詰めの
捜査を進めている。
これまでの調べで、長利容疑者は海外有名ブランドの腕時計や高価な衣服
を購入するなど、派手な生活ぶりだったことが判明。借金返済に窮するように
なると、こうしたブランド品は質入れなどで手放したという。
県警は住宅や車のローンに加え、身の丈に合わない高額の出費により生活
が行き詰まるようになり、犯行につながった可能性もあるとみて長利容疑者を
さらに追及する。
調べに対し、長利容疑者が余罪として供述しているのは、六月五日の伊勢崎・
東小保方と八月七日のみどり・笠懸鹿の両郵便局での強盗事件。県警は拘置
期間の満期となる十二月上旬をめどに立件する方針で、裏付けを急いでいる。
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