06/11/26 10:56:27 0
「お客さま…3週間後に証明書が届く予定です」「3週間…? ハンコ一つ押すのに3週間だって?」
「手続き上、そうなります」「何の手続きですか?」「会社の手続きです」。この意味のない攻防
を何度か繰り返すうちに、声が震え始めた。「ちょっと聞きなさい。あなたの会社はサービスを売る
会社でしょう。通信サービスを! 何ですべてのことを会社中心に考えるんですか!?」。電話の
向こうでため息が聞こえた。「まったく“たちの悪い相手”に当たったもんだ」という愚痴にも似た
ため息が。
「また電話する」と向こうが電話をいったん切った。そして3分後に電話が来た。「1週間後に届く
予定です」。もう1度問い詰めるのも嫌だったし、1週間ならそれほど遅くもない。「分かった」と
電話を切った。向こうも気分を害したのか、「失礼しました」とか「申し訳ありませんでした」とか
「ありがとうございました」とかいう、日本のサービス企業が常日ごろ連発しているお決まりの
あいさつ言葉もなかった。無愛想この上ない。
日本の友達に「こういうとき、君たちはどう対処するんだ?」と聞いてみた。すると「どぎつい性格
の人でない限り、多分たいていのことは我慢するだろう」と言う。この言葉には、「韓国人のように、
ちょっとしたことですぐに腹を立てるようなことはしない」というニュアンスも含まれている。日本は
「規則の国」と言われる。話にならない規則だらけだ。しかし日本では、声を荒らげる消費者も、
消費者団体もあまり目にしない。日本のサービス業の従業員は親切で優しい。ところが、日本のサー
ビス業は「三流」との定評もある。消費者がモノを言わないからだ。
今も2万円高い駐車場に誰かの車が留まっている。日本は人が良すぎれば
損をする国だ。どの国でも消費者はどぎつい性格であるべきだ。
(一部抜粋)
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