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・日本人であることの誇りを感じている日本人はどの程度いるのであろうか。また、他国と
比較して、自国民であることの誇りを感じている人は多いのか少ないのか。
世界数十カ国の大学・研究機関の研究グループが参加し、共通の調査票で各国国民の
意識を調べ相互に比較する「世界価値観調査」が1981年から、また1990年からは5年ごとに
行われている。各国毎に全国の18歳以上の男女1,000サンプル程度の回収を基本とした
個人単位の意識調査である。
この調査の結果から、「~人であることの誇り」を「非常に感じる」と「感じる」の合計
(以下、感じている人の比率とする)の大きな順に並べたグラフを掲げた。
対象60カ国中、25カ国は、自国民としての誇りを感じている人が90%以上となっている。
第1位は、エジプトであり、フィリピン、ベトナム、ベネズエラと続いている。途上国、
イスラム国などで誇りを感じている人が多いという結果になっている。
主要先進国の中では、米国で、米国人としての誇りを感じている人が、94.3%と最も
多い点が目立っている。他の主要先進国としては、カナダがやはり90%以上と高く、
イタリア、フランス、英国などは、80%台となっている。ロシア、ドイツは60%台と少ない。
日本は、さらに、自国民としての誇りを感じている人が少なく、54.2%とかろうじて5割を
上回る程度である。自国民としての誇りを感じる人が少ない国には、北アイルランド、
ラトビア、エストニア、ルクセンブルクなど「国民でない/その他」の比率が高い国、
すなわち自国民でないので誇りも感じようもない人が多い国が多い。
日本はそうではないので、同じように外国人が少ないウクライナ、リトアニアと並んで、
世界で最も自国民としての誇りを感じていない国と判断せざるを得ない。
日本の結果を時系列で1990年、95年、2000年、05年と並べると誇りを感じる人は、
61.7%、60.1%、54.2%、57.4%となっている(電通総研「世界価値観調査2005」国内
結果レポート)。(抜粋)
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