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生産技術、操縦式人間型ロボット開発
人の指令に瞬時に反応する人間型のロボット 【映像あり】
URLﾘﾝｸ(www2.knb.ne.jp)
人の指令に瞬時に反応する人間型のロボットを、富山市の産業用ロボット製造会社が開発しました。
その実力は？ リポートです。
富山市のロボット機械製造会社、生産技術の展示場に登場したのは、その名も、ダンシング・ロボット、身長およそ２.５ｍの人間型ロボットで、関節にあたる軸が全身に２０か所あり、それぞれに高機能モータを備えて滑らかな動きを実現しています。
「今回開発されたロボットはゲーム形式になっていますが、ボタンを押すと、瞬時にロボットが反応します」
ダンスゲームの要領で、操縦者が画面に出てくる指示どおりに、手元や足元のボタンをタイミングよく押すと、ロボットの手足がそれにあわせて反応します。
ロボットは、一方で踊りのプログラムを実行しながら同時に、操縦者の操作が正しいかどうかを判断、正しい場合、指示どおりに手足を動かします。
開発責任者は「今回のロボットは、人の指示に瞬時に反応する人間型のロボットです。見学者の人にも体感してもらえるようにゲーム形式で開発しました」
これまでのロボットでは前もってプログラムしない限り、人間が指令を与えても実際に動き出すまでには、多少の時間差が生じていました。
例えるなら、ロボットに金魚すくいをさせようとして金魚が前を通過する時に、人間が「すくえ！」と指令を出しても、ロボットが実際に動き出すまでに時間がかかり、失敗してしまいました。
それが今回、反応速度を飛躍的に高めることでそれを可能としたのです。
将来的に、ロボットと人間とが、非常に近い距離で作業を行う場合、万が一の危険を回避するためにもロボットが瞬時に動作できるかが、安全性の面からも重要になってくるのです。
開発責任者は「今後は、この技術の研究をすすめて、介護用ロボットの開発に生かしていきたい」
映画や漫画に登場するようなロボットの実現へ向けて研究は更に続きます。
このダンシングロボットは２８日から生産技術のロボット展示場で一般公開されます。