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村井知事は24日の記者会見で、衆院議員時代の公設第一秘書だった右近謙一氏(57)を、
県の任期付き職員などとして採用する考えがあるかどうか-との質問に「検討中だ」と述べ、
前向きな姿勢を示した。起用する場合のポストは「その時に説明する」と述べるにとどまった。
知事は就任後、衆院議員時代を含む自身の秘書2人を、知事の特別秘書と県東京事務所次長
(任期付き課長級職員)に起用。県会などからは「側近人事につながる」との批判が出ており、
3人目となる右近氏の採用にはさらに強い反発も予想される。
知事は会見で、右近氏の採用時期については「分からない」とした上で「(私が)期待している役割
というものを、できるだけ適切に説明していきたい」と述べた。
右近氏は広島県出身で防衛大卒。航空自衛官を経て、村井知事の衆院初当選(1986年)時から
秘書を務めた。知事が昨年9月の衆院選に出馬せず、国政を引退した後は一時、自民党の後藤茂之
衆院議員(長野4区)の秘書も務めた。