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★浜一面ごちそうサンマ 喜ぶヒグマ 斜里・ウトロ
【斜里】網走管内斜里町ウトロの浜に大量のサンマが打ち上げられている。思いがけない海の恵みに
海鳥たちは活気づき、ヒグマの親子も豪華な食卓のご相伴にあずかっている。
十九日朝、波打ち際でおびただしい数のサンマを地元の人たちが見つけた。砂浜では波が引いた跡に
小山を築いた。「海がしければ年に一回程度、小規模の打ち上げはあるが、これほど大量は珍しい」と
漁業関係者。
サンマにとってオホーツク海は、太平洋からの回遊の最終コース。道立網走水試は「サンマは十月下旬
から入り込んできて、沖合の表層水温が下がるにつれて岸へ寄ってくるが、今回は、さて…」と首をひねる。
地元住民や漁業関係者の間では「カマイルカに追われて逃げ場を失ったのではないか」との説が有力だ。
喜んだのはカモメやカラス。世界自然遺産地区の入り口付近では二十日朝、ヒグマの親子が海の食卓
に加わった。
この光景を通勤途中に目撃した同町ウトロ東、ネーチャーガイド藤川友敬さん(29)は「子グマが母グマ
をまねて口にくわえ、食べ物のとり方を学んでいました」。ヒグマの出没地域への立ち入りは要注意。サンマ
は数日すると再び波にさらわれ、姿を消すという。
北海道新聞 2006/11/21 07:59
URLリンク(www.hokkaido-np.co.jp)
画像:(上)ウトロの浜に打ち上げられた大量のサンマ(下)サンマに舌鼓を打つヒグマの親子
=いずれも20日午前8時50分、藤川友敬さん撮影
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