06/11/07 17:12:09 0
・「自宅の住所をネットでさらされ実家に移ったが、勤務先にも嫌がらせの電話が相次いだ。
お客の中にも(嫌がらせをしている人が)いるのかと人間不信になった」
30代女性は苦い記憶を振り返る。女性は「2ちゃんねる(2Ch)」で、「元風俗嬢」「整形しすぎ」
などの事実無根の中傷や、「殺す」「死ね」といった脅迫を受けた。
「旧知の同業者が嫉妬で書き込んだ」と噂になったが、“犯人”は特定できなかった。
女性は掲示板を管理する西村博之氏(29)の責任を問い、民事訴訟を起こした。
東京地裁は書き込み削除と100万円の損害賠償を命じたが、勝訴が二次被害を生んだ。
判決後に2Chでは「そんなことで目くじら立てるな」「殴り殺す」「とっとと首を吊れ」などの
書き込みが相次いだ。勤務先HPにも同様の書き込みが10万件も殺到し閉鎖に追い込まれた。
女性は心労でしばらく仕事を休んだ。
西村氏の当時の感想は「削除要求だけでなく、掲示板管理人から金を取ろうとした裁判なので、
一般ユーザーから反感を買ったためだと思う」。
女性は「現状では書かれた者が負け。書いた張本人は結局分からず、訴えても気晴らし
にもならない。2Chという言葉も聞きたくない」と話す。
北海道情報大の有道出人助教授(41)は平成12年に米国から日本に帰化し、「外国人
お断り」の銭湯などに対し、人種差別撤廃を訴えてきた。一方で2Chでは、一昨年から
≪アメリカ白人デビッド・アルドウィンクル≫(同助教授の旧名)が次のような主張をしたと
する書き込みが横行した。
≪アルドウィンクル(米国籍)が支持している侵略戦争によるイラク市民2万人虐殺≫
≪アメリカ白人の利益のためには非白人の虐殺は数十万人までは何の問題も無い≫
有道助教授は「こんなことは一切言ってない。人権活動家という私の立場を崩すため、
イメージダウンを狙った捏造だ」と憤る。削除を求める裁判で勝訴したが西村氏は
判決を無視。捏造発言はネット上に1000件以上も放置されたままだ。(>>2-10につづく)
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