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「日本の核兵器保有について議論すべきだ」との発言を繰り返している麻生太郎外相と
中川昭一・自民党政調会長の孤立が深まっている。野党は外相の罷免要求で足並みをそろ
えた。与党内でも、安倍政権の足をひっぱる可能性があるとして批判は強まる一方だ。
(中略)
野党各党は、麻生氏の罷免要求で足並みをそろえ、政府を追及する方針だ。
民主党の鳩山由紀夫幹事長は六日、都内での講演で「世界で唯一、核保有を議論しては
ならない被爆国・日本の外相が、(核保有)発言を繰り返しているのは看過できない」など
として、外相罷免の必要性に言及。共産党の志位和夫委員長も四日、「辞めてもらうしか
ない」、社民党の福島瑞穂党首も同日、「本人が辞めるか、首相が罷免するかどちらかだ」
と訴えている。
野党が攻勢を強めているのは、重要法案の審議が与党ペースで進む中、国会運営で反転
攻勢をかける好機ととらえているからだ。任命した首相の責任も追及できる上、福島、沖縄
両県知事選に向けて絶好のアピール材料になるとの計算もある。
中川氏も発言を繰り返しているが、他党の人事に介入するのは困難なため、閣僚である
麻生氏に狙いを絞ることにした。
野党は、首相と全閣僚が出席しての衆院予算委員会での集中審議を求めており、外相
発言の真意や首相の任命責任を徹底的に追及する構え。鳩山氏は六日、首相が罷免に
応じない場合「(外相の)不信任決議案を提出しなければならない」と明言した。
しかし、与党側は予算委開催に応じない構えで、与党内で更迭論が高まらない限り実際
に外相を罷免に追い込むのは難しい情勢だ。
■ソース(東京新聞)(清水俊介)(中略部分はソースで)
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)