06/11/04 12:04:12 O
・低料金でシャワーや個室などを完備するネットカフェで生活する若者が都市部で増えている。
彼らの多くが、生活が困窮し、家を失った若年フリーターだ。
大阪のネットカフェ。午後10時、男性(30)は、リュック一つを持って、個室に入る。シャワーを
すませ毛布をかぶり、リクライニングシートへ。「この先どうなるのだろう」。熟睡できない日が続く。
大学卒業後、独り暮らし。バイトを転々、うつ病で仕事を辞め、家賃を滞納して家を失った。
派遣会社に登録し、日雇いで、ティッシュ配りや倉庫の仕分けなど、週に5日働く。日当は
約7千円。食事はコンビニのパンやハンバーガーばかり。風邪をひきやすくなり、背骨が曲がり、
痔にも悩む。 ネットカフェを転々とし、体調が悪くなればカプセルホテルで寝る。仕事がない日は
公園のベンチや図書館で過ごす。最近は「なぜ生きているのか分からなくなってきた」と話す。
東京のネットカフェで生活する岡山出身男性(28)は、ブログを立ち上げた。24歳で上京、
パチンコ店に勤めながら歌手を目指していた。だが、友人の借金約180万円を肩代わりして、
この生活に。約200店を転々、料金の安い蒲田に落ち着いた。ネットカフェ前で、毎夜のように
若い男女が並ぶのを見た。「孤独から解放されたい」と、ブログを始めた。「一緒に頑張りましょう」
などの書き込みも増えた。「心が温まって、この生活から抜け出そうと決心した」
5万をため、長野の工場に派遣契約が決まった。月収は16万円。寮にパソコンがないので
ブログは中断したが、「生活を立て直したらブログを再開し、悩みを聞いてあげるのが目標」と話す。
「ネットカフェ転々。助けて」「もう、こんな生活疲れました」
生活困窮者を支援するNPO法人「もやい」の湯浅事務局長の元には04年ごろ、こんなメールが
若者から届くようになった 湯浅さんは「生活が困窮したフリーターは確実に増えており、都市で
見えない存在となってホームレス状態になっている。行政は、そのグレーゾーンにも目を向けて
いくべきだ」と話す。(抜粋)
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