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■君民共治
弱者にも目を向けて全体で大きな幸せを図る国のあり方を精神的に支える存在が天皇
国歌「君が代」にあるさざれ石について、私の場合学校では“小さな石”ということで
習い、小さな石がやがて大きく岩となって更にそれが苔むすほどの長い年月に渡って君
が代が続く様に― との形で、(小石が物理的に大きな岩となるという意味ではなく)
年月の長さを表す比喩の意味合いとして理解をしていたところです。
しかしながら、さざれ石にはそうした一般的な意味の他に、特定の石を表す意味がある
ことを知りました。
その特定の石とは、色も形も材質も大きさも違う小石が寄り集まって出来た大きな石、
岩であるとのこと。
雨水が石灰石を溶かして鍾乳石と同じように小石を含めて固まった場合や、強い圧力と
熱により固まった場合など、岩と固まる理由は様々とのことですが、実際にそうして小
さな石が寄り集まって岩になることがあると知り驚いたところです。
これはまさに、様々な考え方、立場の人びとが、お天道様の心を大本にして寄り集まり、
天道を祭り天道を広め深める皇として天皇を奉り、君民一体となって想いを一つにする
ことで繋がりを強め、結果多様性を残しつつ強固な国として形を成してきたという君民
共治の日本の国の在り方、国体を表しているものと理解することが出来ると思います。
君が代とは、君=天皇の世という解釈でよいものと思いますが、その天皇の世は天皇の
ためにある世ということではなく、国として天道を歩んでいくために民によっても能動
的に選ばれた世、国の在り方であり、私優先(直系優先相続)ではなく上に立つ者の最
高の徳である“仁”を守り民に想いを寄せる天皇を戴き、君民共治で築いてきた国体を
誇りに思う国民全体の気持ちが込められた言葉であると思います。
【和の国、和の心 ― 天皇陛下と日本 長根英樹】
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