06/11/01 05:30:23 16xbyJVp0
>>815
朝日の同和問題の扱いについてはまだトレースできてないけど、その可能性を十分あるよね。
たどえば学校の歴史で、江戸時代の農民は 「 生かさぬよう殺さぬよう 」 生存のギリギリまで年貢をしぼり取られ、
貧窮のどん底にあったイメージを注入された。
でも今では、この種の貧農史観は実証的な根拠のないことが明らかにされており、
実は江戸時代の農民ははるかに自由で豊かな生活を営んでいたというのが常識となっている。
それは 「 百姓とごまの油は搾れば搾るほど出る 」 という慣用句が、その実感を表している。
今も 「 九六四(くろよん) 」 ということばがある。
ガバナンスが史上最も発達した現代の徴税能力をもってしても、捕捉できる所得は、
サラリーマンの9割、自営業者の6割に対し、農民は4割程度、という意味。
歴史教科書の農民像のもとになっているのは、戦前から戦後にかけて風靡したマルクス主義の歴史観だからね。
革命のためには、前提に被搾取層の存在が必要条件になるから。
つまり何らかの実証的な研究の結果から抽出されたのではなく、
マルクス主義の公式をただあてはめて、
江戸時代を農奴制 = 封建制の時代であるとしなければならない理論的要請と、
その暗黒時代の負の遺産が、近代日本を遅れて歪んだ侵略的な国家にしたと見なしたい、
革命運動の政治的要請から生まれたものに過ぎないんだよね。
実証より革命史観の要請なんだよ。