06/10/21 08:27:22 0
・昨年1年間に全国の警察が摘発、補導した、いじめに絡む小中高校生による暴行などの
事件は3年連続で増加し、過去10年で2番目に多い165件(前年比4件増)に上ることが
20日、警察庁のまとめで分かった。
同庁によると、いじめる側が起こした暴行などの事件は155件で、いじめの仕返しによる
事件は10件だった。
摘発、補導された人数は前年より10人多い326人。うち中学生が240人と7割以上を占め、
高校生は63人、小学生が23人だった。
いじめた理由(複数回答)は「力が弱い、無抵抗だから」が全体の27・3%で最も多く、次いで
「いい子ぶる、生意気」が27・0%、「よくうそをつく」が11・7%、「態度、動作が鈍い」が11・3%。
被害者203人のうち6割以上が「誰かに相談した」と回答。相談相手(複数回答)は保護者が
41・9%で最多。教師の31・5%、警察などの相談機関13・8%、友人の3・0%と続いた。
小中高生のいじめに絡む事件の摘発、補導は平成8年からの10年間でみると12年の170件が
ピーク。14年は94件だったが、翌年以降は増え続けている。
教育現場に警察が介入する「いじめ絡み事件」の増加について、教育関係者の多くは「学校が
子供の暴力行為に自力で対処しきれなくなっている現状の表れ」と指摘する。
文部科学省の統計によると、いじめの発生件数自体は近年、少子化による児童生徒数の
減少とともに、減少傾向にある。一方で、校内暴力の発生件数(文科省調べ)は増加しており、
暴力的ないじめに特化している傾向を裏付ける。同省は「キレやすい子供」を脳の機能不全と
とらえた科学的な研究も進めている。
子供から電話相談を受けるNPO法人「チャイルドライン支援センター」の徳丸のり子理事は
「今の子供は人間関係で衝突したり摩擦を起こしたりする経験が少ないから、たまにそうなると
凶暴化してしまう」と指摘。「いじめられっ子のサインに先生や親が早く気付き、適切に処置
すれば、解決できるはず。大人の力が弱まっている」とも話す。(一部略)
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)