06/10/20 10:23:30 0
今月13日に開かれた経済財政諮問会議で、福井俊彦日銀総裁が、安倍政権の
主要課題となる経済成長戦略に関し、「イノベーション(技術革新)を進めると、
所得差が縮まるという幻想を与えない方がいい」などと苦言を呈していたことが、
内閣府が18日発表した議事要旨で分かった。
福井総裁は今後の経済成長について、低い潜在成長率を高めてから、成長を
図る2段階になり、時間がかかるとの持論を展開した。規制改革などを進めると
「短期的には苦痛と受け止める方が少なくない」と指摘。イノベーションの
習得度の違いで「所得差はさらに広がる」と述べた。
安倍政権下で初めての会合だったため、民間議員や閣僚からは経済運営の
看板である成長戦略に積極姿勢を示す発言が相次いでいた。それだけに
ブレーキ役を買って出たかのような福井総裁の主張が際立った。
URLリンク(www.sankei.co.jp)