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・重い心臓病のため、米国での移植手術を希望している上田さくらちゃん(4)を支援する
「さくらちゃんを救う会」に対するネット上の批判が止まらない。「救う会」広報担当者の
mixi日記にも、説明を求める声が殺到、そのせいもあって2ちゃんねらーと「救う会」幹部との
直接面談が行われた。
今回、「救う会」への面談を申し込んだのは、2ちゃんねるの前身である匿名掲示板「あめぞう」
時代から掲示板への書き込みを行ってきた、「がんだるふ」さんだ。
「対話」は、10月15日「救う会」の事務所で行われた。
参加者は、がんだるふさん、「救う会」代表の永田浩三さん、事務局広報担当の筧誠一郎さんの3人。
がんだるふさんは 「ネットでは様々な意見がでるが、間違った書き込みには『それは違う』
という別の書き込みが行われ、『自浄作用』のようなものが働く。多少荒れても、実害はない」
と主張するが、救う会の側は、そうは思っていないようだ。
例えば筧さんは、 「『早く死ねばいいじゃん』と書かれたメールが届いた時は、どーんとへこみ
ました。相当心が痛みます。ネット社会に耐性がない人間にとっては、仕事する気がなくなる
くらいダメージを受けるものです」「携帯の番号がネット上にさらされて、電話がくると、怖くて
取れません」 などと語る。
また、ネット上で指摘されている事に対する「救う会」の対応が後手後手に回っていることが、
騒動が沈静化しない一因といえそうだ。例えば、さくらちゃんの両親がNHKの職員であることや、
父親が職場では旧姓を使用していたことが「隠蔽」として批判が加速したことについて、永田さんは
「(さくらちゃんの両親が)NHK職員だということを隠したことはありませんし、地域では旧姓で
通っていたので、会見でも使ったのです。でも、会見では、NHKでは旧姓を名乗っています、
と言えば良かったです」と話すが、これに対しても、がんだるふさんは 「この件についての
説明がサイトに掲載されるまで、(批判の声が上がってから)1週間近くかかりました。この
タイムラグが、ネットの社会では非常に痛いんです」 と、救う会のネット社会への不慣れさを
指摘する。 (>>2-10につづく)
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