【朝日新聞社説】新聞週間 事実の重みを伝えたい[10/13]at NEWSPLUS
【朝日新聞社説】新聞週間 事実の重みを伝えたい[10/13] - 暇つぶし2ch1:依頼219,228@試されるだいちっちφ ★
06/10/13 13:20:33 0
★新聞週間 事実の重みを伝えたい

 圧倒されるほどの重い事実を前にして、立ち向かっていく記者たち。その思いがにじみ出る記事がある。

 日本経済新聞は7月、昭和天皇が靖国神社のA級戦犯合祀(ごうし)に強い不快感を示し、「だから
私(は)あれ以来参拝していない。それが私の心だ」と語っていたことを報じた。
 その2カ月前、社会部の井上亮記者(45)がかつての取材先だった富田朝彦・元宮内庁長官(故人)の
自宅を訪ねた。その折に富田氏の日記や手帳を借りたのがきっかけだった。
 「小さなコラムでも書けないか」という気持ちだったが、手帳を読んで驚いた。富田氏が長官として接した
昭和天皇の言葉がふんだんに記録されていたからだ。そして、78年の合祀以降、昭和天皇が参拝しな
かった理由を明確に示す88年のメモを見つけた。
 「天皇の発言だと判断するうえで、さまざまな文献や関係者にあたり確信を得るとともに、その意味づけ
でも複数の現代史家や研究者の意見を求めた。記事になるまでずいぶん時間をかけた」と井上記者は
振り返る。

 西日本新聞は年初から「検証 水俣病50年」の連載を始めた。水俣病が公式に確認されて今年で50年
になるのを機に、編集局の各部門がそれぞれの切り口から、半世紀に及ぶ患者の苦しみや、行政と企業
の責任を取材した。
 「半世紀がたっても、なぜ問題が解決していないのか。無力感を抱きながらも、この重いテーマは新聞の
なかでこそ伝えられると、自分たちを鼓舞してきた」。企画を統括する田代俊一郎編集局次長(56)は語る。
 約50人の記者が参加した連載記事はすでに67回になり、年末まで続ける。

 この2紙の記事と企画は、今年の新聞協会賞を受けた。ほかの受賞者も含めて、心からお祝いしたい。
(>>2以降に続きます)

朝日新聞社説 2006年10月13日(金曜日)付
URLリンク(www.asahi.com)


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