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★麻生外相「3島返還」発言をめぐる騒動
9月28日付のロシア有力紙イズベスチヤの1面を飾ったのは、柔道着姿で正座する
プーチン大統領の写真。彼が若い頃から柔道に打ち込み、市大会で優勝したほどの
実力の持ち主であることは有名だが、記事は柔道とは何の関係もない。見出しは
「島を分割すべきときなのか? ―ロシアと日本、タタミの上での交渉に入る」。
初閣議後の27日、麻生太郎外相が北方領土返還交渉について、4島一括ではなく
「3島返還というアイデアもある」と述べた。同紙はこの発言を1面トップに掲載。
「日本の新内閣は、南クリル(北方領土)問題でセンセーショナルなイニシアチブをとった。
島々を分け合おうという、今までにない大胆な提案をしてきた」と報じている。
麻生外相は「毒舌で有名」としながらも、今回の発言は「即興演説などではなく、
日ロ平和条約交渉に対する日本政府の明確な回答」ととらえているようだ。
29日付の独立新聞もこの発言を紹介しているが、「日本の公式な見解ではなく、
あくまでも問題解決の一例に過ぎない」としている。だが、翌週になっても
ロシアメディアの騒ぎは収まらない。10月2日付のブレーミャ・ノボスチェイには、
「日本の外相、口を滑らす」という見出しが躍った。麻生外相の発言について
「ある外務省職員は『信じられない』と語っており、3島返還論を否定した」などと
伝えられている。
サハリン2問題よりも漁船拿捕事件よりも遥かに大々的に報じられたこの発言、
波紋はどこまで拡がるのだろうか。
イズベスチヤ、独立新聞、ブレーミャ・ノボスチェイ(ロシア)より
クーリエ・ジャポン URLリンク(blog.moura.jp)