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★ローンチ・リング、米空軍が研究を進めるロケットを使わない新しい打ち上げ技術
【テクノバーン】(2006/10/5 19:41)最近公表された資料により米空軍が
ロケットなどを使わないで衛星を軌道上に打ち上げる新技術の研究・開発を
進めていることが明らかとなった。
この技術は「ローンチ・リング」と呼ばれるもので米ローンチ・ポイント社と
共同研究を進めているものとなる。
このアイディアの原理は非常に簡単だ。SFの世界ではレール・ガンというものがある。
電磁誘導により物体を加速させて射出させる装置となる。これとほぼ同じように
磁力を利用して物質を加速させて衛星などを打ち上げようというものとなる。
ただし、レール・ガンでは加速が急激に行われるため、このままでは
弾丸などの射出には利用できても衛星などの射出には利用できない。
ローンチ・リングでは東京のJR山の手線と同じような巨大な円形の加速用の
リングを作成し、そのリングを使って物体を徐々に、加速していくことによって
加速に伴うGの影響を軽減。その後、物体はこのリングの中を加速を続けながら
回り続け、最終的に数時間かけて秒速8km(マッハ23)の速度に達した段階でリングから
発射用の「線路」に入り、地上から離脱。そのまま、軌道上まで打ち上げられる
というものとなる。
ただし、これでも離脱時の加速は2万Gにも達するという。(続く)
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