06/10/06 22:38:20 1ya1Ce+P0
>>446
静止衛星からケーブルをどんどん地表に向かって伸ばしていく。
ケーブルが地球に近づいていくとこれにかかる遠心力よりも引力の方が強くなり、そのままでは衛星は地球に引っ張られてどんどん高度が低くなりやがて落下する。
そこで逆方向、つまり宇宙の方にもケーブルを伸ばしていく。
こちらのケーブルには引力よりも遠心力の方が強く働くので、この二つのケーブルを伸ばす速さを調節すれば衛星+二本のケーブル全体にかかる引力と遠心力は常にイコールになる。
やがて地球側に達したケーブルを地表に固定、宇宙側に伸ばしたケーブルにはカウンターウェイトとして重り(小惑星とか)をぶら下げておく。
これで軌道エレベータのできあがり。
双方向にケーブルを伸ばして引力と遠心力を相殺するところがミソ。
エレベータの先端はいわば地球の自転で振り回されてる形になってるので、ここから遠心力を使って宇宙船をほうりだせば燃料消費ゼロで最初からかなりの速度を獲得できるというメリットもある。