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★ボランティア義務化 おかしくないか 安倍政権『教育再生』のカギ
ボランティアの語源はラテン語で自由意思とか。その自由意思を義務化することが、安倍流
「教育再生」で掲げられた。自由と強制は矛盾する。安倍首相もそれを認めつつ、でも「大きな
意味がある」。では、それはどんな意味なのか。安倍流を一足先に行く東京都では、来春から
全都立高校で「奉仕」が必修となる。広辞苑によると、奉仕とは「つつしんでつかえること」
という意味なのだが-。
(中略)
安倍氏は著書で「ときにはそれ(生命)をなげうっても守るべき価値が存在する」と説く。
前出の楠原氏は「(安倍政権は)国家と個人を結ぶものとして奉仕活動を強制し、安易に
つなごうとしている。この動きは危険だ」と言い切る。
「ドイツなどでは国家奉仕の中に兵役が含まれる。現行憲法があるうちは徴兵制は敷け
ないだろうが、公を強制させ、批判的精神を奪っていくことはそのおぜん立てになりかねない」
ジャーナリストの斎藤貴男氏は「規範意識は世の中を指導している人が示すべきだが、
今の大人たちにそれを言う資格はない」と前置きした上で警告する。
「安倍首相は国会で『子どもたちに高い学力と規範意識を身につけさせる』と述べた。
しかし、宗教的なバックボーンが乏しい日本社会で、お上が人の生き方に枠をはめること
は徴兵制に道筋を付けることに等しい。他人を右向け右と同じ方向へ向かせたいという
支配欲、暗い情念を感じる」
<デスクメモ> 安倍氏側近の若手の会合で、ある女性議員がこう言ったそうな。教育
の柱はいざとなったら祖国に生命をささげられるエリートの育成と、ニート問題には徴兵
ならぬ“徴農”が決定打だと。頭に浮かんだのが、かの核実験を宣言した国。人の自発性
を「首領さまの意思」になぞるのが流儀。どこか似てないか。
■ソース(東京新聞)(牧)(中略部分はソースで)
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)