06/10/04 12:56:01 QnZ3aKfz0
「この写真の男に見覚えは?」
「全然ないね」
「ほう。実はこの男ね、あなたと反政府活動、ぶっちゃけテロですね、それについて共謀した、と証言してるんですよ」
「おいおい、会ったこともないのに共謀なんてできるわけないだろ」
「あなた、スナック○○の常連ですよね」
「常連って…月に一回くらい顔出す程度だよ」
「この男は毎日のように顔を出してるんです。あそこは7坪程度の広さですから、話ぐらいしてますよね」
「全然憶えてないし、酔った上での話なんか関係ないだろ」
「酔っていたかどうは置いといて、話すぐらいはしたわけですね」
「ちょ、ちょっと待てよ。何かおかしいぞ。だいたい俺はごく普通の一般市民だよ。テロだなんて関係あるわけないだろ」
「ふむ…実はあなたのブログを拝見しましてねえ。まあ、現政権についていろいろ不満を書いておられましたよね」
「なんだよそれ。ブログなんか関係ないだろ!対中韓外交が弱腰すぎるとかぐらいしか言ってないぞ」
「動機は、まったくゼロ、と言うわけではないわけだ」
「おいおいおい!思想の自由ってもんがあるだろうが!!」
「思想とか自由とかではなく、今は『動機』の話をしています。お間違いなきよう」
「な…だいたい何でそんなやつの言うことを鵜呑みにできるんだよ」
「ほう。そんなやつとはどんなやつですか?」
「あ……会ったこともない人間と共謀したとか言うようなやつだよ」
「ふむふむ。普通常識として、会ったこともない人間と共謀したなんて、幼稚なでっちあげなんかしませんよね」
「そうだよ。そんな常識はずれなやつの言うこと、信じる方がおかしいよ」
「まあ、それは常識から外れてますが、あなたがウソをついているかもしれない、と考えると、常識の範囲内に納まりますよね」
「お、俺がウソついてるってのかよ!!」
「一般論を申し上げているんですよ。何でそんなに興奮するんです?」