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★悲鳴…靴はかず飛び出す
強制わいせつ致傷事件の容疑者を追跡し、とり押さえた静岡市葵区、富士常葉大1年の
村上輝(ひかる)さん(19)。8月の午後、「普通じゃない声だった」という女性の悲鳴を聞き、
下着1枚のまま靴も履かずに自宅を飛び出した。
女性を押し倒した男が逃げていくのが見えた。無我夢中で追いかけたが、相手は自転車、
自分は裸足のままだ。このままでは逃げられてしまう―。
「自転車借ります!」。畑仕事をしていた男性に大声で断り、自転車にまたがって男を
とらえた。「300メートルくらいに感じた」という追走は、実は800メートルにも及んでいた。
呼吸を整え、背後から男に近づいて「止まれ」と声をかけた。すぐ前方に回り込み、自転車
のかごに入っていた男のバッグを取った。「逃げられないようにするため」の冷静な判断だった。
畑に戻って自転車を返した後、男を女性のところへ連れていった。女性に確認して、通報。
だが、つながった先は119番。初めて焦っている自分に気づいた。
男は終始無抵抗だったが、「最後まで(犯行を)認めなかった。許せなかった」。周辺で同様
の犯行を5~6件繰り返していたことがわかった。
今月6日、静岡中央署から感謝状を受けた。大学の入学式以来2回目という着慣れない
スーツにはにかみながら、「素直にうれしい」。人を助けたり多くの人とかかわったりする仕事を
したいと、漠然と考えていた。事件以来、警察官の仕事にも興味を持つ。
「(追跡の)途中で通りかかった車に110番を頼んだけれど、無視された。犯罪に無関心な人
が多いのはまずいと思う」と村上さん。しばらくして「パンツ一丁で怪しいと思われたのかも」と
照れ笑いした。(竹田麻衣)
朝日新聞(マイタウン静岡) 2006年09月30日
URLリンク(mytown.asahi.com)