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安倍晋三首相の所信表明演説は政策面でカタカナ言葉が目立つ。「オープンな経済社会」に
「イノベーション(技術革新)の創造」と明記するように、具体的な数値目標の代わりに
カタカナ言葉を多用することで、斬新なイメージをアピールする狙いもありそうだ。しかし
「美しい国、日本」を掲げ、伝統や歴史を重視する保守色の濃い内容に比べると、ちぐはぐな
印象も否めない。
所信表明は全体で8301字。自民党総裁選で訴えた政権構想の内容を網羅的に盛り込んだ
結果、就任後初の演説としては森喜朗元首相の4982字、小泉純一郎前首相の6452字
より長い。
この中でカタカナ言葉は、ミサイルやテロなど日本語に置き換えにくいものや、国の名前
などの固有名詞を含めると、延べ109回も登場。カタカナや役所言葉を嫌った小泉前首相
の就任時演説に比べ約4倍の分量だ。
例を挙げると「自宅での仕事を可能にするテレワーク」や「日本がアジアと世界の架け橋
となる『アジア・ゲートウェイ構想』の推進」「未来に向けた新しい日本の『カントリー・
アイデンティティー』」といった具合。
聞いただけではピンとこないものも多く、多用の効果には疑問符も付きそうだ。
■ソース(毎日新聞)【鬼木浩文】(9月29日 13時38分)
URLリンク(www.mainichi-msn.co.jp)