06/09/25 21:33:21 im8CVOPh0
今から話すのはうちのじいちゃんの話（６年前肝臓ガンで逝きました）
じいちゃんが３０歳ぐらいの時、急性白血病で緊急入院。静岡の病院ではどうにもならないというので大阪の病院まで引っ越した。
ばあちゃんは毎朝墓参りをして二時間かけて大阪まで看病しに行った。無論仕事も続けながらだ。日活でキャデーの仕事をしていた。
家に帰ってきたら入院費をまかなうために内職もしていたそうだ。病院いってから仕事だからかなりハードだったと思う。
じいちゃんの息子（俺の親父）は少しでも入院費を稼ぐために中学校いくまえに新聞配達をしてお金を稼いでたそうだ。娘二人（俺のおばさん）も内職したり、日曜日には近所の酒屋で配達の仕事などもしたそうだ。
もちろん親戚達も協力してくれたんだってさ。あとあまりにも大変だから近所の人たちが子供達の弁当作ってくれたり、夕飯作ってくれたり。ばあちゃんは本当に感謝してたんだって。
ばあちゃんいわく「自分なんかどうなったっていいからお父さんを助けたい」その一身だったって...
ぶっちゃけ一家の大黒柱がいないんだからまぁ貧乏だわな。
んで奇跡的に回復して家に帰ってきたんだけど体は完全じゃないわけだから仕事もできない。家族そろって協力して暮らしてたんだって。
んで何年かたってじいちゃん仕事復帰。農協に勤めてたらしい。んでそのあと町の議員なんかもやってた。
貧乏なのにな驚く事に給料の半額を、同じ白血病患者のためにと毎月寄付してたらしいんだわ。貧乏なのに馬鹿だよね。
おじいちゃん死んだ後にその件で総理大臣賞が贈られてきた。俺もそのとき話を聞いておお泣きしました。
このさくらちゃんの親が本当に金持ちなら人間のくずだ。
そんなことは若い俺だってわかる。人間としての生き方なんかまちがってるんじゃないか？