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★競売入札妨害:「ミナミの帝王」のモデルら逮捕 大阪府警
・競売にかけられた不動産を知人に落札させたなどとして、大阪府警捜査4課などは21日、
大阪市天王寺区生玉町、金融・不動産業、和田忠浩容疑者(75)ら4人を競売入札妨害と
強制執行妨害容疑で逮捕した。和田容疑者は整理回収機構に267億円の債務があるが、
落札した知人に資金を提供しており、府警はほかにも資産隠しがあるとみて調べる。
和田容疑者は、大阪の金融業者を主人公にした漫画「ミナミの帝王」のモデルとも言われ、
暴力団との関係も深いとされる。府警は、和田容疑者が暴力団の資金源になっていたと
みて解明を進める。
他に逮捕されたのは、▽大阪府和泉市室堂町、旧関西興銀元支店長、呉錫好(56)
▽住所不定、元不動産会社社長、武村泰(54)▽大阪市城東区関目4、会社役員、
大川英明(35)の3容疑者。武村容疑者は容疑を認めているという。
和田容疑者は大阪市中央区日本橋1の11階建てマンション「日本橋グリーンハイツ」
1階部分636平方メートルを所有。和田容疑者に融資していた旧関西興銀(00年に
経営破たん、債権は整理回収機構が引き継ぐ)が02年1月、この物件の競売を申し立て、
翌月、競売開始が決定した。調べでは、和田容疑者は武村容疑者に資金を提供し03年
10月に5200万円で落札させ、05年8月、虚偽の売買契約で、実子の大川容疑者に
名義を変更した疑い。
マンションには山口組系暴力団事務所が入居し、2回の競売で買い手がつかず、売却
実施期間内に最初に申し出た人に売却する「特別売却」で和田容疑者側が買い戻した。
呉容疑者は、虚偽の売買契約による名義変更の実務をしたという。
府警などによると、和田容疑者は金融業で地位を築き、不動産会社など関連14社の
グループ企業の実質オーナー。02年、貸し付けた地上げ資金の回収を巡り広島市の
不動産会社を脅したとして広島県警に逮捕され、執行猶予付き判決が確定。中核企業の
不動産会社「タツミ」は今年3月に破産決定した。
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