06/09/21 16:43:55 0 BE:537694875-2BP(0)
福岡県警から出資法違反(預かり金の禁止)容疑で家宅捜索を受けた福岡市の資産運用
コンサルティング会社「エフ・エー・シー」の関連団体がNPO法人の認証を内閣府に申請した際、
自民党の魚住汎英(ひろひで)参院議員(66)=比例代表=が認証するよう内閣府に働きかけたと
される問題で、福岡県警は21日午前、出資法違反容疑で内閣府の家宅捜索を始めた。
県警はすでに、エフ社側の少なくとも250万円が議員側の口座に振り込まれたことを確認。
一方で同議員が、入金と比較的近接した時期に内閣府職員に対して複数回にわたりNPO認証の
申請を認めるよう働きかけていたという関係者の証言を得ている。捜索はこうした一連の経緯を
裏付ける狙いがあるとみられる。
エフ社は金融業の許可を持たないのに、起業指南をうたうCDソフトを1口100万円で購入すれば、
1口につき月5万円の配当を約束して出資金を集めたとして6月に家宅捜索を受けた。全国の約8000人から
約130億円を集めたとみられるが、凍結された同社関連の銀行口座には数億円しかなかったという。
魚住議員が認証を働きかけたとされる団体は、エフ社設立の起業家育成などを目的とした任意団体「WBEF」で、
NPO法人を装い、出資者を募っていた。
県警は、エフ社とともにWBEFも家宅捜索しており、押収した資料の中に、魚住議員の事務所の口座へ、
4月と5月の2回に分けて計約250万円を振り込んだことを示す通帳と、「パーティー券購入のため」と
記された送金を示す書類を発見。この金の趣旨や認証するよう働きかけた経緯によっては、
あっせん利得処罰法に抵触する恐れもあるとみている。
魚住議員はこれまでの朝日新聞の取材に対し、「エフ社のことは一切知らない。WBEFについては
担当課に電話をし、事務所にも職員が1、2回来た。認可をやってくれと言った。だが、見返りは全く求めておらず、
パーティー券の購入を頼んだこともない」と説明している。
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