06/09/20 21:10:03 NslyIfSV0
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2006年09月20日21時02分
山梨県警甲府署は20日、朝日新聞甲府総局の中川裕史記者(27)を道路交通法違反(酒気帯び
運転)の疑いで検挙した、と発表した。現場で交通切符(赤切符)を交付されている。
調べでは、中川記者は19日午前1時40分ごろ、甲府市内の自宅近くで、酒気帯びの状態で
乗用車を運転した疑い。検問中の同署員が停止を求め、呼気検査をしたところ、発覚したという。
非番だった17日夜から18日午前にかけて、飲食店や自宅などで焼酎やビールを飲んだ、と話して
いる。同署が発表する直前の20日午後になって初めて上司に検挙されたことを報告した。
中川記者は警察担当として一連の飲酒運転撲滅キャンペーンにも携わり、同県身延町教育長が
19日に酒気帯び運転で検挙された記事も書いていた。
朝日新聞社は20日付で、中川記者を取材現場からはずし、管理本部付とする人事異動を行った。
事実関係を確認した上で、速やかに厳正な処分をする。
◇
〈武内健二・東京本社編集局長の話〉
飲酒運転撲滅のキャンペーンに取り組んでいるさなか、本社甲府総局の記者が酒気を帯びて
車を運転し、山梨県警甲府署に検挙されました。飲酒運転による事故の悲惨さを伝え、紙面を
通じて運転手の自覚を促している報道機関の一員として、情けないとしか言いようがありません。
読者の皆さまに深くおわびいたします。ただ、飲酒運転をなくすための報道は続けなければ
なりません。私たち自身をさらに厳しく律し、社会的責務を果たしていきたいと考えています。