06/09/19 19:36:26 0
憲法九条を書き写す「写九」の取り組みがじわりと広がっている。昨年、熊本市の主婦が発案し、
長野県の大学講師がインターネットで紹介したところ、全国から百件近い反響があった。神戸にも
今年夏に、「平和写九をすすめる会」が発足。呼びかけ人の団体職員、宮本加光さん(59)=神戸
市北区=は「九条はたった百三十一文字。心をこめて書き写せば理解が深まるはず」と話している。
熊本市の主婦、円藤純子さん(61)が一昨年、お寺で写経を体験。正座をして背筋を伸ばし、深呼吸
をした後、毛筆でゆっくりお経をなぞると、聞いているだけでは難しい経文が心に染みた。
「これを九条でやれば」。改憲の動きに危機感を抱いていた円藤さん。友人の印刷屋に頼み、上質の
和紙にうっすらと九条を書いた「写九用紙」を作った。
これを知った清泉女学院短大(長野市)の元非常勤講師、加瀬清志さん(53)が、護憲、改憲の立場を
超えて条文を知ってもらおうと授業に導入。学生から「書くと、ものすごく頭に残る」と感想が寄せられた。
自分のホームページで紹介すると「やってみたい」などの反響が百件近くあった。
神戸では宮本さんが賛同。円藤さんから写九用紙を取り寄せ、「余白にメッセージを添えて首相官邸に
送ったり、平和の学習会で利用したり、いろいろ活用法を考えて」と呼びかけている。
ソース
神戸新聞 URLリンク(www.kobe-np.co.jp)