06/09/14 11:00:27 FWFyanne0
これは一体なんのつもりだろう。パリ、ミラノの07年春夏メンズコレクションを
撮影に行った私たちの同僚は、この「K・Y」のワンポイントマークを見つけたとき、
しばし言葉を失った。
巨大化させたワンポイントマークの流行は、60~70年代。オリジナルのエンブレム(紋章)に、
大きくスポーツシャツに刺繍したドルチェ&ガッバーナ。
ジョークのニュアンスも感じられるが、これがブランドの正式紋章ではなく、
慣れてくると何も装飾のない服のほうが物足りなく思えてくる
トレンドの「スポーツ気分」を、今風に表現した。
たちまち有名になったことが、60~70年代に流行した、
頭文字や数字のマーク入りが特徴の「レターニット」をほうふつさせる。
今、若い女性には「愛されOL」系のモデル、エビちゃん(蛯原友里)が人気、
よく見ると男性にとっての理想像も「さわやか正社員」系だらけ。
それもたやすく消えないさわやかなのだ。
日本人は、マークやエンブレムにかけては今や世界に冠たる民族かもしれない。だけどこれは、
将来の人たちが見たら、男性にとっての理想像も「さわやか正社員」系になるのかもしれない。
百年単位で育ってきたものを、自らの国家や民族に、固執する右翼系の、
若者が世界的に増えているという事実の……。
にしても、一体「K・Y」ってだれだ。