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■下水でプーアル茶を製造【中国】
熟成年数でその価値が高まるプーアル茶だが、長期熟成に見
せかけた「ニセ熟成茶葉」を、劣悪な環境下で製造しているケ
ースもあることが明らかになった。28日付で信息時報が伝えた。
信息時報の記者が取材した広東省・四会市のプーアル茶工場
は、ブタ小屋を改造したもので、工場の脇には下水が流れてい
た。茶葉を湿った地面に積み、細菌の増殖を促進させて発酵を
速めるために下水をまいており、一部の茶葉にはカビやうじ虫が
発生。さらに、プーアル茶独特の香りを出すために、人工香料を
吹きかけるといった始末だ。プーアル茶の発酵には、通常少なく
とも45日程度かかるが、この工場で製造する「ニセ熟成茶葉」は
わずか20日で発酵を始める。完成した茶葉は5年、10年ものと
して、350グラムあたり1000-2000元の高値で市場で売られ
ている。
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