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ブルーインパルス、今秋も航空祭不参加 空自小牧基地 周辺自治体が反発
航空自衛隊小牧基地（愛知県小牧市）は、空自唯一のアクロバットチーム「ブルーインパルス」の飛行と地上
展示を今年の航空祭でも中止することにした。８日、同県春日井、小牧両市と豊山町に伝えた。
ブルーインパルスの飛行をめぐっては、周辺自治体の反対から昨年秋の航空祭で取りやめたものの、今年の航
空祭で再び計画したことから、自治体の反発を招いていた。
ブルーインパルスは空自のシンボルで「航空祭には不可欠」（基地関係者）な存在。滑走路を共有する名古屋
空港（豊山町）が２００５年２月に県営化したため、民航機の便数が大幅に減り、ブルーインパルスの飛行の可
能性が高まっただけに、同基地は航空祭への参加を悲願としてきた。
だが、基地周辺の２市１町はことしも「空中給油・輸送機の配備を控えたこの時期に、ブルーインパルスが来
ること自体、基地機能の強化への布石と映りかねない」と猛反発。このため、今年の航空祭では、アクロバット
を外し滑走路上の編隊だけとし、場合によっては、ブルーインパルスの地上展示のみとする方向で、航空祭への
参加の可能性を探っていた。
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