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◇受信料義務化の裏で“カラ出張”幹部が昇進していたNHK
「一連の不祥事の影響で、いまNHKの受信料不払い問題は、全職員が手分けして直接お願い
するなど、深刻な状況にある。それなのに、この九月の人事で、不祥事を大きく報じられた幹部が
昇進したのです。批判にさらされる現場はやりきれないですよ」
こう憤るのは、あるNHK関係者。九月一日付けで昇進を遂げたのは、NHKの磯部成夫・考査室次長である。
大手紙社会部記者が語る。
「磯部氏は編成局のエグゼクティブ・プロデューサー(以下、EP)だった当時、部下と共にカラ出張を
繰り返し、九八年から00年度にかけて約三百万円を不正に受け取っていた。NHKは01年五月に
磯部氏を口頭で厳重注意し、大阪放送局に異動させたものの、『私的流用がなく、全額返済された』
という理由でこの事実を隠蔽。二〇〇四年、週刊文春の制作費着服スクープに端を発した種々の
疑惑の中で、朝日新聞に指摘されてやっと公表したのです」
同年九月、磯部氏は追加処分として一週間の出勤停止を受けた。時同じくして東京の考査室
主幹へ異動している。
ところが、前述のように、この磯部氏が主幹から、考査室ナンバー2である次長へと、なぜか
出世を遂げたのだ。
前出のNHK関係者が語る。
「事件を起こした当時、磯部さんはEPでしたが、これは局次長級のポスト。局次長ポストは大体
二千万円の年収になる。異動先の大阪でも、考査室でもこの地位に変わりはなく、磯部さんは
降格や減給などの実質的な処分は受けていない。それどころか、去年、勤続三十年の年功表彰も
受けています。その上、今回の昇進です。こんな人事は一般企業では考えられません」
>>2以降に続きます。
ソース:週刊文春 9月14日版 55ページ(エマニエル坊やがテキスト化)