06/09/02 20:44:27 0
周りの独身女性たちと話していると、「(結婚したい男性は)尊敬できる人」というキーワードが
必ず出てくる。実は“負け犬世代”が望んでいるのは「男女同権」の男なんかじゃない。仕事バ
リバリの“負け犬世代”から見て、さらに「仕事でもそれ以外の点でも、自分よりも上の男」が好
みなのだ。
80年代から、女性は欧米並みの先進国女性(注3)に追いつこうと頑張って自分を磨いてきた。
しかし日本の男性の意識は変わらなかった。いきなり「フランス女」の“女力”を持ち、「アメリカ
女」の“仕事力”がついた女性が目の前に現れたって、そりゃ「食いつき」も悪いというもの。
日本の男性は「自分と同等に頑張る」女性には、どうも腰が引けてしまうようだ。アメリカなど
では、夫も妻も弁護士といった「キャリア×キャリア」のカップルは、結構多い。アメリカ人男性
は、女性が頑張れば頑張るほど、自分も負けまい、と奮起するのがいい男なのだそうだ。日
本では、こういった「キャリア×キャリア」のカップルは、やっと最近ごく少数生まれるようになっ
たばかり。クリントンとヒラリーのようなカップルは、バブル期にさえ生まれなかった。
「東京の30代男性の50%以上がシングルなんだよ」と言っても、独身女性たちが「どこ? ど
こにいるの?」と言うのも当たり前。お互いに、全く違うところに“棲息”しているのだ、多分。
例えば女性たちが、話題のシェフが腕を振るう最新のフレンチレストランで「やっぱり生のトリュ
フが食べられる季節は逃せないわ」などと言っている時、シングル男性たちはマンガ雑誌を
片手に牛丼を食べているのかもしれない。
両者の間には、よほどのことがないと愛は生まれない。日本の30代後半シングル男女が総
当たり戦で見合いしても、カップルができる率はすごく少ないのだ。均等法前は、仕事や経
済力で男と同等または凌駕する女性が大量にいなかったので、まだマッチングは成立して
いた。しかし均等法以降、仕事力、経済力もすべて兼ね備えた女性たちが大量出現したが、
彼女たちの望む「より頑張る男性」が増えなかった。均等法世代の結婚市場は、女性たち
がオーバースペックになり、マッチングがなかなか成立しないのである。(抜粋)
URLリンク(business.nikkeibp.co.jp)