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アルゼンチンの財政破綻事例
国債価格の暴落が、アルゼンチンで、1ヵ月前の2001年7月10日に起こった。
(市中金利は、中央銀行の公定歩合で決まるのではなく、国債の売買市場で決まる。
公定歩合は、それを追随するだけです)
こうなると政府は資金調達ができず、職員の給料や、モノの購入の支払い、国債の利払いができなくなる。
これが国家の倒産、つまりデフォルト(支払い不能)です。
民間企業で言えば、銀行が融資を断った倒産状態と同じです。
国債が売れなかった理由
きっかけは、アルゼンチンの通貨(レアル)が、国際金融市場で暴落したことです。
つまり、最初に海外の投資家が、アルゼンチン政府が発行する通貨の価値を信用しなくなった。
理由は、政府の赤字と貿易の赤字が、「限度を超えて」大きかったからです。
(1)政府当局は、限度と思わなかったが、
(2)国債を買う金融マーケットは、アルゼンチン経済の現状(財政赤字、貿易赤字)から考えて、
もう「限度を超えた」と判断した。
このように、根本では、政府が言うこと、及び約束を、
金融マーケットが信用しなくなった状態が、国家財政の破綻です。
金融マーケットが、政府の言うことを信じなくなれば、日本でも同じことが起こります。
これが、恐慌の根本の原因です。恐慌とは、信用の崩落です。
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