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通勤時服装点検など規律強化へ苦心
逮捕者相次ぐ京都市
京都市職員の不祥事が相次いでいることを受け、市の各局が服務規律の強化に力を入れている。
公金管理などの業務指導に加え、庁舎入り口で服装の乱れをチェックしたり、
飲酒運転の危険性を訴えるビデオを視聴させるなど、「業務外」の不祥事防止策も導入した。
身だしなみについては、複数の部局が取り組んでいる。
中でも消防局は制服で勤務するが、一部職員の通勤時の服装に乱れがあるとして、
今後、各消防署入り口などで副署長らがチェックする。
消防学校に通学する際の内規を基に、ジーパンやランニング姿のほか、ピアスなどのアクセサリーなども禁止。
「家を出た時から帰宅するまで公務員としての自覚を持ってもらう。学生のような服装は許さない」(人事課)という。
また、南区役所では、飲酒運転の怖さを訴えるビデオ視聴と警察官による講演を、全職員対象に3回に分けて行った。
「市民の目」を導入する局もある。上下水道局は9月1日から、本庁舎サービスコーナーと
市内9カ所の営業所に意見回収箱を設置、市民から苦情などを受け付ける。
同局は「窓口サービスを向上させることで、職員にも緊張感が出る」(営業課)とする。
建設局は「職員のやる気を引き出す」ことで、服務規律強化を図る。
市民から感謝状が届いたり、コスト削減に貢献したグループや職員個人を局独自で表彰する制度の導入を検討。
表彰に税金は使わず、費用は幹部の寄付などで工面する方針。
ただ、こうした対策の効果を疑問視する市議らもおり、
「そんなレベルまで落ちたのか」「多くのまじめな職員からすれば、研修は時間の無駄」との声も上がっている。
京都新聞
URLリンク(www.kyoto-np.co.jp)
京都市上下水道局が、市民の意見を受け付けるため設けた回収箱。「市民の目」を不祥事防止につなげる狙いだ(京都市南区)
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