06/08/21 20:34:48 SrBo+QMs0
ゲル状の爆薬ですか・・・暗殺目的ですね。
これはクレイの使い方なんですが、参考までに。
要人の暗殺は、車両やボディーガードに阻まれるため困難です。
このため、イタリア軍の関与したように、多量の爆薬で道路ごと吹き飛ばすのがトレンド。
しかし、多量の爆薬を持ち込むのは、オクラホマシティーや9.11以降、正規軍特殊部隊でもないかぎり無理です。
これを補うのが(手口は古いが)干渉爆破法です。
比較的少量の爆薬を、精密にコントロールされた点火装置で起爆し、衝撃波で標的を殺害します。
正確に言えば、警備の外側から複数の衝撃波面を重複させ、標的の脳を激しく揺するんですね。これで殺す。
昔からある手法なんですが、コンピューターの小型化と高速化で、マイクロ秒単位の制御が可能になりました。
ビル爆破などで普通に使われていますよ。(精度は桁ひとつ落ちるけど)
さて、暴力団がゲル状の爆薬にこだわったのは、爆薬を狭い所に注入するためです。
街灯の支柱など、ビス固定された蓋を外せば、200㌔ぐらいの爆薬が入りますね。
鉄管などに封じ込められて爆発すると、爆圧で威力が激増します。破片効果もあるし。
電気系統もありますから、起爆装置の線があっても怪しまれません。
交差点の3ないし4点で起爆し、衝撃波面が標的の頭に合致すれば、防弾を施した車両なんて無意味ですよね。
不良者の荷物を偽装したり、いろいろと応用ができるので、普段から注意が必要です。