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★ロシアで高まる日本批判 密漁で大きな利益と報道
【モスクワ18日共同】第31吉進丸が拿捕(だほ)され、銃撃で乗組員1人が死亡した事件を受け、
ロシアのメディアは、日本は他国の領海で密漁を繰り返す一方、自国の海域に侵入する不審船に
対しては銃撃も辞さないなどと報じ、日本批判を繰り広げている。
17日付のロシア新聞は「ロシアで密漁され、日本に水揚げされる水産物は毎年8億ドル(約928
億円)にも上り、昨年は130件を摘発した」と報道。独立新聞は「1回の密漁で日本の漁師が得る
利益は1000万円にも上る」と、密漁が後を絶たない要因を指摘。赤い星(国防省機関紙)は「密漁
は償いきれない損失をロシアに与えている」とした。
イズベスチヤは「日本政府は南クリール(北方領土)を自国の領土と思っているので、国境侵犯を
してはいけないと国民に説明できない」と解説した。
東京新聞(共同) (2006年08月18日 09時06分)
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