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任期満了に伴う長野県知事選は六日投票、即日開票の結果、無所属新人で元衆院議員の村井仁氏(69)が、無所属現職で三選を目指した田中康夫氏(50)を破り、初当選した。
田中県政誕生以来続く対立構図をそのまま持ち込んだ選挙戦となり、県政刷新を訴えた村井氏は多くの県議や首長らの支援を受け、有権者の幅広い支持を獲得した。
村井氏は「この地に生きて良かったと喜びあえるような夢が実現する長野県にしたい」と抱負を語った。
投票率は65・98%で、前回二〇〇二年の知事不信任に伴う出直し選(73・78%)を7・80ポイント下回った。
投票率が低下したのは、田中氏がよりどころとしていた無党派層の一部が田中氏から離反し、棄権に回ったためとみられる。
今回の知事選は財政再建の方策や県の役割などを対立軸に、田中改革二期六年の成果と方向性を問う選挙となった。
村井氏は田中県政への批判を政策に反映し、積極財政による地域経済の活性化と税収増、関係が悪化している市町村への権限移譲などを強調。自民党県連や連合長野などからも支援を受け、
組織力を生かして急速に浸透した。
一方、田中氏は徹底した歳出抑制で県の借金を大幅に減らし、財政健全化へ道筋をつけた実績を前面に出しながら、「県政を後戻りさせてはならない」とアピールしてきた。
しかし、告示日直前に同県を襲った大雨災害の対応で出遅れたことなどが響き、住民対話を重視するいつもの運動も十分展開できなかった。
大雨災害の被害は死者十二人、行方不明者一人に上り、選挙戦では治水・治山対策も争点として急浮上した。
国政で防災担当相を務めた村井氏は「天の戒めだ」と防災対策の不備を指摘し、現県政を徹底批判した。
田中氏は現職知事として災害対応に全力を挙げ、演説会でも森林整備で山の保水力を高める脱ダム宣言の理念を説いたが、理解は広がらなかった。
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp) ソース
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