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(つづき)
また、私は確認はしていないが、その前のページに「PRESS(プレス)の会見」という字が
あるようである。
とすると、これは、陛下と富田長官の一対一のメモでなく、何らかの記者会見のメモである。
関連質問の内容からすれば、オフレコの記者会見であったろうが、いずれにしても陛下
ご自身の記者会見とは、到底思われない。天皇陛下にこういう関連質問がされる可能性は、
富田氏からも、記者団からもあり得ない。
そもそも、記者会見のような場所で昭和天皇がこういう発言をされる可能性は、既に述べた
私の個人的感触だけでなく、少しでも昭和天皇のことを知っているすべての人が否定する
ところであろう。
昭和天皇が富田氏に一対一でひそかに語られたということで、わずかに信憑性(既に述べた
ように私はそれも疑っている)が生まれるのである。
その後、私自身が確かめたわけではなく、ひとから聞いた話であるが、陛下87歳の
御誕生日前日の昭和63年4月28日に、どんな記者会見があったかといえば、昭和天皇
ご自身によるものはなく、その前の4月12日に勇退された徳川侍従長が、それまで職務上、
固く沈黙を守っていられたのが、元侍従長として自由な立場で記者会見を行ったことが
ある由である。
そこには富田氏も長官として同席し、メモを取っていた、という事実があるようである。
この徳川氏の記者会見に同席された方のメモ、少なくとも記憶があれば、この問題は解明
される可能性が出てくる。ただ、もう18年前のことであり、出席者が誰も残っていないとすれば、
この問題は解決されないままになってしまう可能性もある。
その場合、私としてはこのメモの信憑性に疑いをもったままであろう。私の尊敬し個人的
にも親しい歴史学者たちが、おおむねその信憑性を信じていると新聞が報じている中で、
私だけは異端者となるがそれもやむを得ない。(一部略)
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