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大学受験で今、「医学部シフト」が起きている。少子化で受験者が減る中、医学部志願者数
は約10万人(延べ人数)を超え、東大、京大などの理系学部よりも国公立大の医学部へと
いう志向が強くなっている。医師という将来安定した生活が保証される学部というのが理由だ。
同時に医療現場では、診療科や地域で医師偏在が起きるという皮肉な現象が起きている。
今春、関東の私立大医学部に入学した女性(19)は、「一生食べていけるのかは大事。医師
免許は年齢制限もないし、更新制もない。病気はなくならない。高校生には利点ばかりが見
える」と話す。
合格者は「西高東低」だ。受験情報出版社「大学通信」がまとめた国公立大医学部(06年度
入試)の合格者は、1位が東海(愛知)80人、2位が灘(兵庫)67人、3位がラ・サール(鹿児
島)59人、4位が東大寺学園(奈良)55人と私立の中高一貫校が続く。上位11校のうち7校
は西日本だ。
灘は、今年度の高3の218人中160人が理系で、うち約70人が医学部志望という。東大寺
学園は従来、医学部志望者は40人台だったが、04年度卒業生は50人を超え、昨年度卒業
生は63人だった。「官庁や企業の本社が多い東京では魅力を感じる仕事も多いが、関西は
そういう機会が少なく、身近で活躍する医師の人気が高い」と同校。
「就職難が深刻だった00年ごろから、西日本の中高一貫校を中心に『東大・京大より医学部』
という動きがでてきた」と「大学通信」の安田賢治情報編集部長は話す。
また、医療関係者の間では、西日本は元々、北海道や東北に比べて医療機関や医師数が多
いことが影響しているという見方がある。 (抜粋。全文は↓)
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