06/07/24 02:57:12 ZvzxPXxj0
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一時期は世界のトップクラスというか、世界中がドングリの背比べ状態だった時代に、アニメやゲームを中心に
CGクリエーターの需要があった事で、世界と戦える(笑)水準だった日本のCG業界も、
そうした産業の育成にまったく熱心でなかった日本政府が手を打たなかったこともあり、
21世紀に入ったあたりから次第に、しかし確実に人材の絶対数という物量の面からも劣勢になってきているようです。
にもかかわらず、自分たちが育てた産業でも無いのに、何を勘違いしているのか、
”日本のコンテンツ作成ノウハウを亜細亜に普及させる”と、
やらずぶったくりという気がしないでもないアナウンスをした政府関係者や某大臣達の言動が話題になり、
漫画やアニメ、あるいはゲーム制作などの現場から
”なにを今更”とか”官による営業妨害だ”いう声が出てきていたりします。
早い話が、政府が、漫画家やアニメーター、
あるいはプログラマーといった末端のクリエーター達の生活保護のために何もしてくれなかったし、
現時点でも特に何をしてくれているわけでもありませんから、
恨み節の方が圧倒的に多いわけで、それでなくても、
自分の腕だけで食べている一国一城の主達が多いわけですから、
ノウハウをライバルに無償で提供して自分で自分の首を絞めろと言われてどう反応するかは、
少し想像すればわかるんじゃないかと(笑)。
視点を変えると、1980年代末から次世代産業としてCGクリエーター教育を含めて
IT産業全般に積極的な投資を続けている米国は当然として、
気の利いた亜細亜の国の政策担当者達が、”21世紀はコンテンツ産業の時代”と見込んで
行動したり投資したりしているのに、日本の指導者層の現状認識はかなり甘いというか、
何も考えてないに等しいなと。